サイトアイコン 床金具工事、防球ネット、フローリングメンテナンス、フローリング工事のことなら株式会社霜鳥

体育館床ウレタンの理由

スポーツフロア安心のために


体育館(スポーツフロア)では安全かつ安心に利用できる状態でなければなりません。
正しいメンテナンスを行うことでフロアコンディションが良好に保たれます。

また、定期点検をして早めの補修を行えば、ライフサイクルコストの平準化・軽減に繋がります。
フロア延命といった観点からも補修を含むメンテナンスは非常に重要なことです。
その内容は、既存フロアの痛みやささくれの除去、そして水や汚れの浸透を防ぐ保護層の形成になります。
ウレタンでのコーティングによって、スポーツフロアを保護すると共に、スポーツ競技に適したグリップにすることができます。
体育館床のメンテナンスには、床の部分的な張替え、床下地の浮きや床鳴りの修繕、床全体のコンディションが悪くなった時に全面を再生させる床研磨塗装、見えずらくなったコートラインの再生塗装、グリップを回復させるためのウレタンリコートなどがあります。

体育館床にワックスメンテナンスが適さない理由

ワックスは体育館のような利用者・利用頻度の多い環境ではすぐに滑りやすくなってしまいます。
施設管理者様におかれましてもワックスを塗ってから2週間~一か月後くらいには滑りやすくなってしまったご経験があるのではないでしょうか?
弊社では、ワックスについてのご相談を受けますが、おススメできないとお答えしています。

なぜか?その理由を少し書かさせていただきます。

ウレタンメンテナンスの様子

新設時・体育館床面(フローリングフロア)はウレタンで仕上げられています。
ウレタン仕上げには理由があります。
スポーツに対してのグリップ力が最適であり、且つ激しいスポーツ競技をしても長持ちすることができるように設計されているからです。
他の塗料などの採用も聞いたことはありますが定着はしませんでした。
ウレタンは価格面・塗料の持ち・スポーツ競技に最適であることから定着しているのです。

ウレタンメンテナンス完了

設計はデザイン性から耐久性・耐摩耗性など構造上において必要とされる機能のものが採用されます。
これらのことから、体育館フロアの新設時にはワックス仕上げというものがないのです。
業者によっては美しく見せる為、ワックスを塗って仕上げることもありますが、スポーツのためのフロアコンディションではなくなってしまうのです。
ワックスメンテナンスからウレタンメンテナンスへと切り替えたことで、利用者さまから好評の声をいただき、継続的に採用される施設さまが増えています。

 

滑りやすくなってしまうワックスメンテ、一度行うとリコートやリュニアールの際、ワックス除去費用などのコストアップに繋がってしまいます

ワックスの剥がれ。このような状態が良く見受けられます

ワックスは付着性を重視し塗布されるものではありません。
そのためワックスメンテナンスを行っている体育館では剥がれてしまっていることが良くあります。

また、一度ワックスを塗ってしまうとウレタンやスポーツコートラインを塗る際、剥離もしくは研磨という工程が必要となってしまいます。
弊社ではリコートすることでスポーツ競技に適したフロアコンディションへと改善できるウレタンメンテナンスを推奨しています。

ワックスの浸透。ワックスの塗りすぎにより目地部分より浸透・経年によりささくれの原因になることも

※左の写真、上はワックスが剥がれている様子です。このような状況は良く見られます。ワックスの塗り始めは光沢があがりきれいに見えますが、塗り重ねることにより汚れを巻き込み黒ずんでしまうのです。剥がれている部分が本来の素地です。また下の写真はワックスが目地の部分に入り込みフローリングの結合部分を弱くしてしまっている様子です。そのため目地が浮き上がってきています

 

 

 

  1. ワックス類を塗るとパラフィン系のものがのこります
  2. 塗り足すべきウレタンがパラフィン系のものにはじかれます
  3. 床地のところからサンダーかけをしないと、ウレタン等を塗足すことができません

各種ワックスが市販されておりますが、絶対に使用しないで下さい。

痛んだフローリングに対しての修繕方法はこちらから

フロアをいためてしまうこと(やってほしくないこと)

フローリングフロアにやってほしくないことがあります。次の事例はよくあることなので、ご注意ください

◎水分を多く使った清掃

水分は木製床を狂わせ、反り、あばれなどの原因をつくります

◎土砂の持ち込み

土砂は塗膜を傷つけ、摩耗させます
グランドと接した体育館、風の強い日は砂埃が持ち込まれてしまうことがあります。砂をいれさせない管理が必要です

◎専用ラインテープ以外の物を使う

粘着力の強いテープを貼ることや長い間テープを放置することで、フローリング素地を傷めるだけでなく剥がす時に素地を巻き込んでしまいます。
同時にささくれの原因にもなるため使用を避けてください

◎損傷個所の放置

損傷個所は放置せず早急に直して下さい
損傷を放置しておくことは危険であり、損傷個所が拡大することがあります

 

また劣化の要因も念頭に、環境を整えていくことが、スポーツフロアのコンディションを長期に渡りより良好に保つことに繋がります。

体育館床工事について

改修について

スポーツフロアは日常的に使用されるため、通常清掃や特別清掃といったメンテナンスを行っていても徐々にスポーツフロアとしての性能が低下していきます。

そのため塗装面が適度なグリップ力を持っていない場合、安全性を損なうだけでなく、競技にも影響を及ぼすことがあります。
塗膜表面は使用するごとに摩耗し性能が低下するので、定期的に補修や改修をする必要があります。

部分的な損傷がある場合はその部分だけを貼替、補修する事で解決する事ができますが、塗装面全体の光沢がなくなってきたり、滑るようならフローリング表面の重ね塗り、全体的な損傷やスポーツコートラインの剥がれがある場合には研磨(サンダー掛け)塗装をしてスポーツがしやすい環境を維持する事が必要です。

表面塗装について

サンダー掛けと比べると費用がかからないのが特徴ですが、ワックスが塗布されている場合はその限りではないので、予め調査をしなければなりません。

新築同様で表面塗装がされていたとしても、不特定多数が毎日使用していると部分的に塗膜性能が落ちる場所があります。
その場合室内シューズを履いていても滑ってしまう事があります。

滑るという事はグリップ性能の低下、仕上げ材としての性能が低下している証拠になりますので、なるべく早めに全面的にスポーツフロアの表面を塗り直す必要があります。

研磨塗装(ドラムサンダー掛けポリウレタン塗り)

しばらく表面塗装もせず、メンテナンスもあまりしていないけど、使用頻度がものすごく高い場合表面の塗装が剥がれるだけでなく、スポーツフロアの表面が摩耗し素地が露出している、その素地に汚れが染み込んで黒くなっている、スポーツフロアが沿っている場合は表面塗装では対応する事が出来ないので研磨(サンダー掛け)による施工をしなければなりません。

その場合、表面塗装に比べて費用がかかるだけでなく施設の面積にもよりますが最低でも1週間は使用する事ができなくなりますので、実際に施工を計画する場合は前もってスケジュールを抑えるなければいけません。

しかし、研磨(サンダー掛け)をする事でスポーツフロアが新品同様に生まれ変わり、塗膜性能やスポーツラインの視認性の向上、スポーツフロアの不具合箇所も一緒に解消する事ができるのがメリットでしょう。

施設管理をされている方だけで判断が難しい場合にはプロの目による診断が必要です。

床の全面取り換え

よっぽどの事が無い限り全面取り換えする場面はないでしょう。
躯体は丈夫だが、床下浸水などの天災によってダメになってしまった場合、スポーツフロアの研磨(サンダー掛け)を複数回行っていて、これ以上研磨が出来ない場合には全面的な取り換えが必要になります。
その際、不具合のある下地材も一緒に交換できるので施工後の不具合がほとんどないですが、費用だけでなく工期もかかってしまいます。

劣化の要因はこちらから

体育館床(スポーツフロア)メンテナンスについての詳しい事は

体育館のコートライン・スポーツフロア施工、メンテナンスなど体育館の床に関しての詳しい事が多数掲載されている弊社スポーツフロア専門webサイトを是非ご覧ください。

ライン引き・床研磨塗装・体育器具設置・木床工事ならコートラインプロ