バスケができる家をつくる!庭を“自分だけのコート”に変える方法と費用

「家でも思いっきりバスケがしたい」
「子どもにドリブル練習の場所をつくってあげたい」
「休日に仲間と気軽にシュートを楽しみたい」
バスケットが好きな人なら、一度はそんな夢を描いたことがあるのではないでしょうか。
しかし現実は、近所にコートがなかったり、雨で体育館が使えなかったりと、練習環境に悩む人が多いのも事実です。
実は今、自宅に“バスケができる空間”をつくる家庭が増えています。
特に庭をハーフサイズのコートに改修することで、家にいながら練習も遊びも楽しめるスペースが実現できます。
この記事では、
・庭をバスケットコートにする方法
・床材ごとの特徴と費用比較
・施工やDIYのポイント
・庭以外の選択肢(ガレージ・近隣施設)
を、専門業者の目線でわかりやすく解説します。

自宅でバスケをするなら「庭」を活用するのが最も現実的

自宅でバスケットコートをつくる場合、もっとも多いのが庭の活用です。
地面を整地し、コンクリートや人工芝、ゴムチップなどの床材を敷き、バスケットゴールを設置します。
この方法なら、
・家族でのレクリエーション
・お子さんの自主練習
・仲間とのミニゲーム
といった目的に合わせて柔軟に設計できます。
もちろん、フルコート(28m×15m)をそのまま再現するのは難しいですが、ハーフコート(約15m×8m)でも十分に実用的です。
コンパクトながらも、ドリブル、レイアップ、フリースロー練習などができるため、住宅地でも「本格的なマイコート」を楽しめます。

自宅バスケットコートづくりのポイント

庭をコート化する際には、「床材」「広さ」「設備」「費用」の4つが大きなポイントになります。
どれも仕上がりや満足度に関わる重要な要素なので、しっかり理解しておきましょう。

1. 床材の選び方―プレー感と耐久性を左右する基礎

床材はコートづくりの“心臓部”です。素材によって、ボールの弾み方、足への負担、メンテナンス性が大きく変わります。

床材の種類費用目安(ハーフコート)特徴メリット
コンクリート約144万円~硬くて安定したバウンド性長寿命・低メンテナンス
人工芝約168万円~柔らかく安全・美観性ありケガ防止・デザイン性が高い
ゴムチップ約218万円~弾力があり足腰に優しい防音・防振性能に優れる

コンクリートは最もオーソドックスで、施工後の維持費がかからないのが魅力です。
一方、人工芝は緑が美しく、景観に溶け込みやすい上に、転倒時のケガを防げます。
ゴムチップは衝撃吸収性に優れ、夜間のドリブル音を軽減できるため、近隣への配慮が必要な住宅街にもおすすめです。
選び方のポイントは、「誰が使うか」と「どんな目的で使うか」。
家族全員が楽しむなら安全性を、競技練習を想定するなら反発性を重視するとよいでしょう。

2. コートの広さとレイアウト―限られたスペースを有効活用

本格的なフルコートを再現するには、約420㎡(約127坪)のスペースが必要です。
これは一般的な住宅では現実的ではないため、ハーフサイズまたはコンパクトコートが最適です。
たとえば、10m×7mほどのスペースでも、ドリブル練習やフリースロー練習には十分。
庭の形に合わせて「L字」「長方形」「コーナー利用」など、柔軟にレイアウトを考えることができます。
また、隣家との距離が近い場合は、防球ネットやフェンスの設置もおすすめです。
ボールの飛び出しを防ぎ、安全で快適な練習環境を保てます。

3. 設備の工夫―遊び心と利便性をプラスする

庭のバスケットコートをより快適にするには、小さな工夫が大きな差を生みます。

例えば、
・壁面をコンクリートやパネルで補強し、ボールの跳ね返りを活かす。
・ゴールの高さを調整できるようにして、子どもと大人が共有できるようにする。
・夜間照明を設置して、仕事後でも練習できるようにする。
さらに、コートの端にベンチや収納スペースを設けると、ボールやシューズの置き場にも困りません。
“遊ぶ場所”としてだけでなく、“集まる空間”としても楽しめるのが、庭コートの魅力です。

4. 費用の目安と内訳を知っておく

庭にバスケットコートを設ける際の費用は、床材の選択と施工方法によって大きく異なります。

項目費用の目安(税抜)備考
コンクリート舗装約144万円~最も一般的。長期耐久性に優れる。
人工芝敷設約168万円~デザイン性・安全性重視。
ゴムチップ舗装約218万円~クッション性と静音性を両立。
ゴール設置約5~15万円固定式・可動式により変動。
フェンス・照明等約10~30万円環境に応じて追加可能。

工事は基本的に外構専門業者やスポーツ施設施工業者が対応します。
DIYも可能ですが、水平出し・排水設計・下地整備など、専門知識が必要な部分が多いため、プロへの依頼が安心です。

ガレージをバスケットスペースに活用する方法

もし庭のスペースが限られている場合は、ガレージや屋内スペースを活用する方法もあります。
車1台分のスペースでも、ゴールを設置し、床材を保護すれば立派な練習エリアに。
屋内であれば雨や風を気にせず、夜でも快適に練習できます。
ただし、音の反響が大きくなるため、防音パネルやゴムマットの設置で騒音対策をしておくと良いでしょう。
また、天井高が2.8m以上あれば、シュートフォーム練習も可能です。
「毎日少しでもボールに触れていたい」という方にとって、ガレージコートは理想的な練習環境です。

自宅でバスケが難しい場合の代替案

土地が狭い、騒音や近隣の問題が気になる──そんな場合は、無理に自宅にコートを作らず、近隣のスポーツ施設や公園を活用するのも現実的な選択です。
地域によっては、夜間照明付きの屋外コートや、予約制の民間レンタルコートも増えています。
「自宅+地域コート」を組み合わせることで、コストを抑えつつ練習量を確保することができます。

施工を成功させるための3つのポイント

1. 専門業者に相談すること
地盤や排水状況を確認しないまま施工すると、雨天時に水が溜まるなどのトラブルが発生します。
経験豊富な業者に相談し、現地調査を行ってもらいましょう。

2. 将来を見越した設計をすること
子どもの成長に合わせてリングの高さを変えたり、照明を追加できるようにしておくと、長く快適に使えます。

3. 防音・防振対策を忘れないこと
特に住宅地ではドリブル音が響きやすいので、ゴム系床材や防音パネルの導入を検討しましょう。

自宅で“バスケができる家”を実現するために

「バスケができる家」を実現するには、庭の活用が最も効果的です。
ハーフコートサイズであれば、約150万円前後から施工可能で、家族や仲間が集まる特別な空間が生まれます。
大切なのは、
・床材の特徴を理解すること
・安全性と防音性を確保すること
・専門業者と相談しながら計画を立てること
霜鳥では、スポーツ施設や学校体育館の床施工実績をもとに、一般住宅でも快適にプレーできる環境づくりをお手伝いしています。
「自宅でバスケを楽しみたい」「家族で使えるマイコートを作りたい」
その想いを、確かな技術と地域密着のサポートで形にします。
あなたの家が、毎日ボールが響く“特別な場所”になりますように。

 

 

 

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