体育館の床にある支柱受け金具。バドミントンやバレーボールの支柱を差し込むあの金属部分。
もそれがぐらついていたり、外れそうになっていたら要注意です。
「まだ使えるから大丈夫」「少し浮いているだけだから様子を見よう」。そう思って放置してしまうと、支柱が傾いたり、床が割れたり、最悪の場合には転倒事故につながることもあります。
体育館の支柱受け金具は、床下構造の奥深くに固定されており、見た目以上に繊細で重要な設備です。
この記事では、そんな支柱受け金具の破損・浮き上がりが起きた際の修理・交換方法をわかりやすく解説します。
「どんな業者に頼めばいいの?」「費用や期間はどれくらい?」といった疑問にもお答えします。
支柱受け金具の破損を放置する危険性
体育館の支柱受け金具は、スポーツ器具を安全に設置するための基盤です。
この部分が破損すると、支柱が傾いたり床材が割れるだけでなく、内部の構造にも深刻な影響を及ぼします。
放置すると起こるトラブル
- 支柱が安定せず、試合中に転倒する
金具がぐらつくと、支柱の角度が変わり衝撃に耐えられなくなります。 - 床板が割れたり沈み込む
金具の下地が壊れていると、支柱の荷重で床が沈み、下地全体が損傷します。 - 腐食やサビの進行
隙間から湿気が侵入し、金具やボルトがサビて強度が低下します。
このように、「今は使えるから大丈夫」と放置すると、内部では劣化が進み、床全体の交換が必要になることもあります。
安全な体育館利用のためには、早期の点検・交換が不可欠です。
なぜ専門業者に依頼すべきなのか
支柱受け金具の交換には、体育館床構造の知識と専用技術が必要です。
DIYや一般リフォーム業者では対応できません。理由は3つあります。
- 構造を理解していないと床を壊す
体育館の床は「フローリング+下地合板+緩衝材+コンクリート」の多層構造。誤って弾性層を壊すと床が沈みます。 - 専用工具が必要
支柱受け金具はコンクリート層に固定されており、一般工具では外せません。専用アンカー機材やカッターが必要です。 - 安全検査が不可欠
交換後は支柱の垂直性・ぐらつき・荷重試験を行い、安全性を確認します。これを怠ると事故につながります。
つまり、体育館の支柱受け金具交換は、体育館床専門業者でなければ施工不可な工事です。
支柱受け金具交換の工事の流れ
① 専門業者への依頼・現地調査
まず、学校や施設管理者から専門業者(例:株式会社霜鳥・コートラインプロなど)に相談します。
現地では以下を確認します。
- 金具の破損・歪み・サビ
- 床の沈み・浮きの有無
- 下地・コンクリート層の状態
- 金具のメーカー・型番
調査後、交換が必要か、補修で対応できるかを判断します。
② 金具・床材の適合確認
支柱受け金具には複数のタイプがあります。床材との適合確認が重要です。
| 金具タイプ | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 埋込型 | 床下に完全に埋め込み、表面はフラット | 体育館の標準型。つまずき防止 |
| 蓋付き型 | 使用時のみ開閉するタイプ | 清掃しやすく安全性が高い |
| ネジ固定型 | 交換が容易でメンテ性に優れる | 小規模施設や可動設備に |
③ 既存金具の撤去・新設工事
- 床を一部カットし、金具周囲を露出
- 古い金具を慎重に撤去
- 必要に応じてコンクリート補修
- 新しい金具をミリ単位で水平設置
- 床材を復旧し、表面塗装で仕上げ
設置後は段差・色味を調整し、仕上げ塗料で補修跡を目立たなくします。
④ 交換後の点検・安全確認
支柱を実際に差し込み、ぐらつきや傾きを確認。
耐荷重テストや水平チェックを行い、安全性が確保された時点で工事完了です。
業者によっては保証期間を設けている場合もあります。
交換費用と工期の目安
| 作業内容 | 費用目安(税込) | 工期 |
|---|---|---|
| 金具の緩み・補修 | 2〜5万円 | 半日〜1日 |
| 金具本体の交換 | 10〜15万円 | 1〜2日 |
| 床下コンクリート補修を伴う交換 | 15〜30万円 | 2〜3日 |
古い金具の場合、部品取り寄せに数日〜数週間かかることもあります。
調査〜完工まではおおよそ1〜2週間が目安です。
DIY交換が危険な理由
- 床下構造を壊す可能性がある
- 金具の水平精度が取れず支柱が傾く
- 固定不足で再浮きや沈みが発生
- コンクリート層を破損し、補修費が増大
DIYでは内部の異常を判断できず、見た目だけ直して再発リスクが残ります。
安全を守るためには、必ず専門業者に任せましょう。
支柱受け金具の交換は「安全工事」の一部
体育館の支柱受け金具は、見えないところで施設全体の安全を支えています。
破損や浮きを感じたら、それは“危険のサイン”です。
早めに専門業者に相談すれば、費用も工期も最小限で済みます。
株式会社霜鳥やコートラインプロのような体育館床専門業者であれば、床材を傷つけずに安全で確実な交換が可能です。
「まだ大丈夫」ではなく、「今直そう」。
その判断が、子どもたちや利用者の安全を守る第一歩です。
支柱受け金具の違和感を感じたら、今すぐ専門業者へ相談してください。




















