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バレーボール用床金具、ポールの差し込み時の傾きを改善工事事例
床金具の不具合を放置するとどうなる?
床金具によく見られる不具合には、上蓋の損傷や破損、基礎の劣化、損傷等があります。
いずれもスポーツ競技に支障をきたすため、処置をしなければなりません。
上蓋の損傷は、スポーツ中の転倒などに繋がり、基礎の劣化は、そもそもポールと防球ネットが設置できなくなります。
事故を防止するためには、定期点検や日常点検を欠かさずに行う必要があります。
目安としては、支柱や滑車の定期点検が3ヵ月、また床金具においては6ヵ月毎になります。
器具を長く保つためには、早め早めの点検やメンテナンスが重要です。
バレーボール床金具基礎改修工事について
既存のバレーボール用床金具の基礎が壊れかけていて、支柱がぐらつくため、金具基礎を改修することになりました。
まずは、既存床と金具基礎の解体を行います。
床金具廻りのフローリングと合板を剥がしていきます。
体育館によって材料や床金具が違うので、同様の床材等、事前に用意しておきます。
フローリングを剥がし終わりました。
基礎が欠けていますね。
既存の基礎を完全に撤去しました。
撤去に際し出た廃材を柄袋に入れていきます。
解体した基礎のガラ出しはいつもながら労力を要します。
続いて、フローリングを貼っていきます。
既存フローリングと同様のものを使わないと段差や幅が合わず、施工後に強度が不足してしまうかもしれません。
一枚一枚、サイズを合わせて貼り付けていきます。
現場にて加工が必要になってきます。
既存のフローリングと同じ工法で貼っていきます。
その後、床金具がはめ込めるように溝を加工していきます。
ぴったりと納まる様に行います。
今回、使った床金具はセノーの製品でした。
今回は、スポーツ競技用のラインと絡みませんでしたが、フローリングの張替えによって欠けてしまうことがあります。
その時には、ラインを部分的に復旧する工事も必要となります。
バレーボール用床金具基礎改修工事の完了です。
バレーボール用床金具の点検時期と内容
点検箇所 | 点検内容 | 定期点検時期 | 標準耐用年数 |
滑車・滑車軸 | 変形、摩耗及びボルト・ナットの緩み等がないかを確認する 滑車が回転すること、およびがたつきがないかを確認する |
3ヵ月 | 2年 |
支柱 | 変形、曲がり等がないかを確認する 上下の時、異状な抵抗、異常音がないかを確認する |
3ヵ月 | 2年 |
高さ調節金具 | 変形、破損等がないかを確認する | 3ヵ月 | 3年 |
ネット巻 | 摩粍、破損、異常音等が発生していないか、ずれないかを確認する | 3ヵ月 | 2年 |
床金具 | ぐらつき、破損、変形等がないかを確認する | 6ヵ月 | 5年 |
※上記の点柚内容にもとづいて日常点検をおこなって下さい。
※異状が確認された場合は直ちに使用を中止して、製造業者、または販売代理店にすみやかに連絡をとり、修理または交換等の適切な処置をして下さい。
床金具の改修や体育館の不具合についてお気軽にご相談ください
体育館の床金具やスポーツフロアにお悩みはありませんか?
長年経った体育館では様々な不具合が生じます。
金具の開閉不良、支柱が真っ直ぐ立たない、上蓋が破損している、床がささくれているなどです。
上記のような症状があるにも関わらず放置してしまうと更に傷んでいきます。
しばらくメンテナンスしていないのであれば、一度調査することをおススメします。
床の状態を把握したうえで、どのようなメンテナンスが必要なのかご提言します。