「バスケットコートをもう一面作りたい」「新しい種目に対応したラインを増やしたい」「限られたスペースをもっと有効に使いたい」。
体育館を利用している方なら、一度はそんな思いを抱いたことがあるのではないでしょうか。
近年、地域スポーツや学校行事の多様化により、体育館のコート増設(ライン増設)のニーズが急増しています。
しかし、単に「新しい線を描くだけ」の作業ではありません。
床材や塗膜の状態、環境によって難易度は大きく変わり、誤った施工をすると「塗料が浮く」「ラインがずれる」などのトラブルも。
この記事では、体育館コート増設を成功させるための正しい手順と注意点、そして専門業者に依頼するメリットを現場経験に基づいて解説します。
体育館コート増設とは?
体育館コート増設とは、既存の床の上に新しいスポーツラインを追加する工事です。
例として、バスケットコートにバドミントンやバレーボールのラインを追加するケースが挙げられます。
複数競技が共存する体育館では、ラインの色分けや重なりによる視認性、寸法の精度などを慎重に計画する必要があります。
単なる塗装ではなく、床の状態確認から下地処理・安全検査までを含む総合施工が求められます。
体育館コート増設の基本工程
① 下地処理:ワックスや汚れを除去
体育館の床はワックスや汚れで覆われており、そのまま塗装すると密着不良を起こします。
まずは既存ライン・汚れ・ワックスを除去し、必要に応じて軽研磨(サンディング)を行い、塗料が密着しやすい状態を整えます。
下地処理を怠ると塗料が浮く原因になるため、最も重要な工程といえます。
② ライン施工:正確な寸法と色で引く
各競技には明確な公式寸法があり、1cmのズレも許されません。
熟練職人が墨出し(位置決め)を行い、マスキングでライン幅を確保したうえでウレタン系・エポキシ系の塗料を塗布します。
塗料は耐摩耗性と滑り防止性に優れ、競技ごとに色を変えて区別します。
以下は一般的なライン規格です:
| 競技 | ライン色 | 幅 |
|---|---|---|
| バスケットボール | 白・オレンジ | 5cm |
| バレーボール | 緑・青 | 5cm |
| バドミントン | 黄 | 4cm |
| フットサル | 赤 | 8cm |
③ 仕上げ・安全確認
塗装後は乾燥と硬化を確認し、段差やムラ、滑り具合をチェックします。
必要に応じて滑り抵抗値(μ値)の測定を行い、安全性を確認。
最後にワックス仕上げで保護し、美観と耐久性を両立させます。
体育館コート増設で失敗しないための注意点
専門業者に依頼する
床の材質・塗膜・温湿度によって塗料の相性が変わるため、DIY施工は危険です。
専門業者なら適切な塗料選定・密着処理・寸法施工が可能で、長期的に剥がれにくい仕上がりを実現します。
ラインテープ施工は短期限定
短期間のイベントや仮設利用ならラインテープも有効ですが、長期間貼ると粘着剤が固着し、床を傷めます。
恒久利用する場合は、必ず塗装ラインを選びましょう。
事前の色分け・規格確認を怠らない
競技ごとの規格や色を確認せず施工すると、視認性や安全性に影響します。
特に複数競技を併用する体育館では、色が重なって見づらくならないよう事前に打ち合わせが必要です。
体育館コート増設のメリット
- 限られたスペースを多目的に活用できる
- 複数競技が同時に行える
- 見た目が一新し、体育館の印象が明るくなる
- 地域イベントや大会誘致など運用の幅が広がる
プロ業者に依頼するメリット
- 正確な寸法・色指定に基づく施工
- 床材・塗料の特性を考慮した最適な下地処理
- 粉塵・養生・乾燥管理など現場対策が徹底
- 公共工事対応の品質報告書・安全管理体制
体育館コート増設は「正確さと安全性」が命
体育館のコート増設は、単なる“線引き”ではなく、精密施工と安全管理が求められる専門工事です。
正確な寸法・適切な塗料・丁寧な下地処理──この3つが揃って初めて、美しく長持ちするラインが完成します。
弊社では、体育館床の研磨・塗装・コート増設を一貫対応。
学校・公共施設・企業体育館など、全国で数多くの実績があります。
「コートをもう一面増やしたい」「別競技のラインを追加したい」そんなご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
体育館の床は、地域と子どもたちの未来を支える舞台です。
正確で安全なラインづくりで、その舞台を次の世代へとつなげていきましょう。

















