体育館の床金具。普段は意識されませんが、長年の使用で「蓋(ふた)」が割れたり、変形したりしているケースは少なくありません。
特に学校や公共施設では、蓋が破損したまま放置されていることも多く、子どもがつまずいたり、支柱が入らなくなったりと、安全面にも影響します。
そんなときに考えるのが「蓋だけ交換したい」という対応です。
しかし実際に探してみると、「蓋だけ売っているところが見つからない」「サイズが合うものがない」と悩む方が多いのが現実です。
この記事では、体育館の床金具の蓋だけを販売している業者や探し方、そして失敗しない選び方のポイントを、施工現場の経験をもとに詳しく解説します。
体育館の床金具の蓋だけを販売している業者は限られている
体育館の床金具は競技ごとに構造が異なるため、蓋だけを単体販売している業者はごくわずかです。
ホームセンターや一般通販ではほとんど取り扱いがありません。
| 販売業者 | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|
| シモトリ(株式会社霜鳥) | 長野県の体育館床施工専門会社。金具交換・修繕にも対応。 | 既存金具との適合確認も可能。 |
| コートラインプロ | 体育館床金具・支柱受け修繕の全国対応業者。 | 特注蓋・既製品の取寄せ可。 |
| 床金具.com | 金具パーツ通販に特化。蓋単体・金具一式を掲載。 | 寸法情報が明記され通販可能。 |
これらの業者は単なる販売だけでなく、既存金具に合う蓋の確認や加工・取付まで行える点が特徴です。
「サイズ違いで合わない」という失敗を防ぐためにも、専門業者への相談がおすすめです。
蓋だけを購入できるケース・できないケース
床金具の蓋は、メーカーやモデルによってサイズ・形状が異なります。
そのため、「どんな金具にも合う汎用蓋」というものは存在しません。
✅ 蓋だけ購入できるケース
- 使用している金具のメーカー・品番が分かる
- 同じモデルが現在も生産中
- 共通規格(落とし込み式・ねじ込み式など)を使用している
⚠ 購入が難しいケース
- メーカー不明・廃番製品
- 特注設計や古い施工タイプ
- 下地が変形・腐食している
こうした場合は、専門業者が現場を確認し、既存金具に合う蓋を製作または加工して対応します。
蓋を探す前に確認すべき3つのポイント
① メーカーを確認する
まずは金具のメーカー名やロゴを特定します。確認できる場所は以下の通りです。
- 蓋の裏側(刻印や品番シール)
- 金具の側面(床板の隙間から見える場合あり)
- 体育館の設計図面・備品資料(学校・自治体に保管)
不明な場合は、金具全体の写真を撮って専門業者に送れば、特定してもらえることもあります。
② 寸法を正確に測る
「見た目が似ていても合わない」──これが蓋交換で最も多い失敗です。
以下の寸法を正確に測りましょう。
- 外径(蓋全体の直径)
- 内径(はめ込み部分の直径)
- 厚み(高さ)
- 形状(丸型・角型・落とし込み式・ねじ込み式など)
構造が違うと、1mmの差でも浮きやがたつきが出ます。
③ 専門業者に相談する
メーカー・品番・寸法のいずれかが分からない場合は、専門業者に写真と寸法を送りましょう。
既存金具との適合可否を判断してもらえます。
蓋交換で済むのか、金具本体ごとの交換が必要なのかも確認可能です。
代表的な販売・施工業者
シモトリ(株式会社霜鳥)
長野県を拠点に体育館床工事を手掛ける専門業者。
古い金具でも実寸を測って新規蓋を製作できる場合があります。
地域密着で信頼性が高く、公共施設からの依頼実績も豊富です。
コートラインプロ
全国対応の体育館床専門業者。
蓋単体販売・金具交換・床補修・ライン塗装まで一貫対応。
特注蓋の製作にも柔軟に対応してくれます。
床金具.com
体育館金具パーツ販売専門の通販サイト。
競技別・金具種類別に検索でき、蓋単体や金具一式を購入可能。
寸法情報も明記されており、型番が分かっている場合に便利です。
その他の購入・相談ルート
- メーカーへの直接問い合わせ
型番が分かる場合はメーカーから純正品を入手可能。廃番なら後継品を案内される場合もあります。 - 体育器具メーカー(トーエイライト・三和体育など)
代理店を通じて取り寄せできることがあります。 - 体育館床専門業者
蓋だけでなく、床の補修・再塗装までまとめて対応可能。
購入時の注意点
- メーカー不明のまま注文しない
- サイズは1mm単位で測定
- 古い金具は廃番・非対応の可能性あり
- 床が反っている場合、蓋の再加工が必要になることも
また、蓋だけ交換しても下地がサビている場合は再び破損します。
内部点検を同時に行いましょう。
専門業者なら「蓋だけ交換」も対応可能
体育館の床金具の蓋だけを販売している業者は限られていますが、シモトリ・コートラインプロ・床金具.comなどの専門業者に相談すれば、適合蓋の手配や交換対応が可能です。
購入前に確認すべきは、
- メーカー名
- 正確な寸法(直径・厚み・形状)
- 金具構造(落とし込み式・ねじ込み式など)
これらを把握し、必要であれば写真を添えて相談することで、最適な蓋を見つけられます。
不明点が多い場合は、無理に探さず専門業者に任せるのが安全です。
「蓋だけの交換」で済むうちが、最も早く・安く・安全に対応できるタイミング。
小さなパーツの劣化が、大きな事故を防ぐ第一歩になります。
早めの点検・交換で、安全で美しい体育館を保ちましょう。



















